2021年8月27日(金) 東京高裁は、一審に続いて、国、県の国賠法上の損害賠償責任を認めた。 もっとも特徴的なのは、警察だけでなく、一審で否定していた検察官の取調べの違法を認めた点である。 違法な取調べにより、本人の虚… Read more »
投稿者: 三角法律事務所
松橋国家賠償請求(第4回、弁論準備)
2021年8月20日 熊本地裁で、松橋国賠の弁論準備手続きがあった。 国は、今回の準備書面で、無罪を裏付ける証拠(本件では巻き付け布)が出て来ても 検察官の方で法廷に顕出すべき義務はないと述べている。 しかし、検察官は、… Read more »
優生保護法違憲国賠判決 神戸地裁
2021年8月3日 旧優生保護法について、違憲判決を出すも、またしても除斥期間20年を経過 しているとして損害賠償請求を棄却した。 今回の判決で目新しいのは、差別偏見除去義務等に関して、立法の裁量として、 不作為義務を認… Read more »
技能実習生の遺棄行為に対する有罪判決(熊本地裁)
2021年7月20日 本件での有罪認定の理由は、いかにも理由が薄く、これで有罪判決を出して良い のだろうか? 私的な埋葬行為などと言えるのか? また遺棄の故意はなかったのでは?といくつもの疑問がある。 最初から有罪ありき… Read more »
疫学における原因確率と個別の因果関係
2021年6月18日 昨日(6月17日)の津田先生の講演とその後の質疑応答で、 原因確率はもともと曝露され、発病した個人に適用する確率であるということ、この点についての裁判所も誤解しているとの指摘を受けました。 当方も,… Read more »